【本日の質問】
肩こりは、肩を揉めば本当に楽になるのでしょうか?
答えは……ケースバイケースです。
簡単に言えば、肩を揉むことで改善が期待できる肩こりもあります。しかし、すべての肩こりが「揉めば楽になる」という訳ではありません。
逆に、刺激の入れ方や身体の状態によっては、体調の変化につながることもあります。
以前、当店のお客様からこのようなご相談がありました。
「毎日、お嫁さんに10分間肩のマッサージをしていました。ある時から不整脈が増えたのですが、自分がしていた肩揉みが関係することはありますか?」
というご質問でした。
私はその時、可能性の一つとして十分考える必要があると感じました。
理由は、首や肩など上半身への刺激は、身体の変化が出やすい非常にデリケートな部分だからです。
良い刺激であれば身体は良い反応を示します。しかし、身体が負担と感じる刺激の場合、防御反応のような反応を起こすことがあります。
筋肉を固めて守ろうとすることも、その一つです。
その状態が続けば、身体の緊張や血流の悪化につながる場合があります。
もちろん、これは一つの事例であり、すべての不調が肩揉みだけで起こるという意味ではありません。
実際、そのお客様は「もしかしたら」と考え、数週間肩のマッサージを控えたところ、不整脈が少なくなったそうです。
参考になる一例としてお伝えします。
だからこそ、肩への施術は簡単ではありません。
私たち専門家でも技術が問われる部分です。
大切なのは、強く揉むことではありません。
身体が安心できる刺激で、奥まで自然に届かせる技術です。
未経験者、経験者、熟練者、プロ、スペシャリスト。
同じ「肩を揉む」という言葉でも、技術による差が大きく出る世界です。
肩こりだから肩を強く揉む。
それだけではなく、その方の身体の状態を見極めることが大切なのです。
参考になれば幸いです。


